Tuesday, April 08, 2008

桜ソング、春恋ソング特集

桜ソング&一緒にお花見に行きたい●●特集

 日本には四季があり、自然が描き出す色彩とともに人々は季節の移ろいを実感してきた。そのなかでも多くの人が待ち焦がれるのが、桜の開花である。考えてみれば、ニュースをはじめとする報道番組がこぞって“開花までのカウントダウン”を逐一報告するような花なんて世界中捜しても他には例がない。この花が日本人にとって、いかに特別なものかを教えてくれる“証拠”と言っていいだろう。それだからこそ、桜にまつわる歌に対しても人々の思い入れは深く強いものがある。いうなれば、ここに掲載された作品たちは日本人の心が選んだ 10曲でもあるのだ。

 トップはコブクロの「桜」。でも、この曲の中の「桜」は、春に咲く、満開の「桜」ではなく、“その時”のために土の中で準備している冬の「桜」です。「桜」の儚さ、切なさを重ねて描写した鮮やかすぎる表現力は、これが “原点”というコブクロの類まれな才能を改めて感じさせもする。「今までに数え切れないくらいこの曲を聴いたし、何度聴いても飽きない名曲だと思うから」(群馬県/10代/男性)「私が卒業する時に全校生徒で歌った曲でもあり、思い出が詰まった曲です」(埼玉県/10代/女性)。桜が繰り返し花を咲かせるように、春が来るたびにその人の心の中でこの曲が流れ、人生の糧となっていく。スケールの大きな曲に人気が集まった。

 このランキングにはいずれも2000年以降、すなわちここ10年以内のヒット曲が並んでいるのだが、そんな桜ソング躍進のきっかけとなった作品といえば、森山直太朗の「さくら(独唱)」だろう。「桜ソングといったらこの曲が火付け役じゃない

でしょうか」(東京都/20代/女性)「桜ソングは売れる、というのを先駆けた曲だと思うので」(兵庫県/10代/女性)という評価は、J-POPに桜の美しさをもたらしてくれたナンバーとして、これからも生き続けていくはずだ。

 上位2曲が“卒業”のイメージを色濃く宿しているのに対し、桜をモチーフに男女の出会いと別れを鮮やかに描いたのがケツメイシの「さくら」だ。ドラマを観ているようなPVも話題となったが、「桜の時期に、この曲で出会い、別れをともに経験したから」(東京都/20代/男性)など、自身の恋の思い出をダブらせている人も少なくない。情景と心理が絶妙にシンクロした傑作と言えるだろう。

 福山雅治の「桜坂」は、実在の場所を扱った歌であり、厳密には桜ソングという部類には入らないのかもしれないが、「春を代表する大ヒット曲だから」(京都府/10代/男性)と、そこに描かれた恋愛模様や作品の発売時期が4月だったこともあって、多くの人に桜ソングとして認知されている。

 「SAKURA」に続いて「花は桜 君は美し」もランクインしたいきものがかりにも注目したい。「SAKURA」の鮮烈な印象を乗り越えて、2曲目の桜ソングを築き上げた実力は本物。今後も桜ソング発信バンドとして期待大だ。

遠距離恋愛&春恋ソング特集

新たな出逢いから生まれる“春の恋”のイメージにぴったりな曲というテーマで1位を獲得したのはYUIの「CHE.R.RY」。「タイトルのように、甘酸っぱい雰囲気が春の恋にぴったりだから」(山口県/10代/男性)という意見をはじめ、PVのふんわりとした雰囲気、サビの印象的なフレーズ、可愛らしいメロディーライン等、全てが甘酸っぱい“春の恋”に結びつくようだ。

 2位はaikoの「桜の時」。「春の軽やかさと、恋愛のせつなさがつまった曲だから」(東京都/20代/女性)と、ラブソングの神様が歌う爽快な楽曲に圧倒的な女性の支持が集まった。

 「PVが恋物語仕立てになっていたので」(茨城県/20代/男性)など、PVのイメージが大きく影響したのが、3位のケツメイシ「さくら」。HIP HOP&レゲエユニットならではのリズム感が心地よい1曲だ。

 4位には「この曲しか思い浮かばない」(兵庫県/20代/女性)というほど春のバラードの王道となっている、福山雅治の「桜坂」がランクイン。

 5位は、「温かくなって、ウキウキ気分になれる恋歌だと思います」(埼玉県/10代/女性)という最高にハッピーな春恋ソングに、大塚 愛の「さくらんぼ」が選ばれた。

 恋人ができたときに“春が来た”と表現することがある。希望に胸を躍らせる10代。新しい地で地盤を固めるべく奮闘する20代。“春の恋歌”は、果敢な気持ちを後押しし、心を包み込んでくれる、そんな存在である。
(文:田井裕規)

----
my best ranking of the year! ^o^
spring songs and sakura songs are always full of emotions, hopes, sweetness and sourness, big expectations and little regret, those feelings which attract me so much.

No comments: