Friday, March 14, 2008

aiko スペシャルメッセージ - goo 音楽

aiko特集 - goo 音楽
「私の場合、“恋愛=切ない”がテーマなんです」と言うaikoだけに、その歌詞の内容は胸の奥がキュッと締めつけられるような感情を呼び起こしてくれるものとなっている新曲『二人』。

「恋愛が始まる瞬間のドキドキする感じっていうのは、いくつになってもまるで初めて経験したかのようにドキドキするし、すごく切ないものなんですよね。そ ういう経験が出来たから、自分の中にある過去の写真とか、そのときの衝撃とかが全部出てきて、ぶわーっと一気に最後まで歌詞を書きました。この曲で、人を 好きになった時のドキッとする感じをみんなと一緒に分かち合いたいですね」

 共感必至の歌詞が乗るサウンドは、心地良い疾走感をたずさえたロックスタイル。曲の勢いに負ける事なく響いている、力強いヴォーカルもまた最高だ。

「バンドサウンドやねんけど、勢い重視のバンド少年っていうよりは、ガッチリ固まったサウンドになったと思うんですよね。みんなで真剣に、きっちり作って いくレコーディングがすごく楽しかったです。曲のストーリーに沿ったアレンジは、後半に向けてスピード感が出てくる感じなので、歌ってても気持ち良かった し。早くライヴで歌いたいです」

恋愛を通して芽生える様々な気持ちを楽曲として表現し続ける、“あなた”と“あたし”のエキスパートであるaikoが、今作に『二人』というタイトルを冠 したのは実にストレート。だが、聴けば聴くほど、その『二人』というワードが持っている意味を深く考えさせられる事にもなるのがおもしろい所だ。

「私と彼かもしれへんし、もしかしたら別の女の子と彼の事かもしれない。それと、二人っていうのは一人と一人が合わさって二人なのに、私と彼は違う方向に 夢を見ているかもしれない、とか。取りようによって、いろんな意味を持ってくるんですよね。とてもいいタイトルが浮かんだなって思います」

7ヶ月ぶりとなる新作『二人』で幕を開けるaikoの2008年は、メジャーデビュー10周年のアニバーサリーイヤー。既発アルバムの初回限定仕様盤を3 月12日に復刻リリースする「aiko 10th Anniversary ちょっと嬉しいHappy Surprise!」に加え、たくさんの新曲たちで記念すべき1年を華やかに彩ってくれることだろう。

(文/もりひでゆき)

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